昔はマッピだけで練習するというのが普通でしたが、
今ではよくないというのがわかってきています。
なぜなら、通常の奏法のまま、マッピだけにすると、音が
出ないからです。
音が出ているのは、喉や口を微妙に変えるから音が出ます。
要するにオーヴァートーンを練習するのに似ています。
ですが、普通の音を出すために、オーヴァートーンを使うわけではないことは
誰でもわかります。
ということは、マッピだけの場合は音が出ないのです。
なぜならリードの振動数に管体の長さが絶対的に足りていないからです。
では、マッピだけで鳴らすと、、、、!!!
実際にはリードミスしか出ません。
キーー!
という音。これが本当です。だからマッピだけで練習できません。w
オーボエ奏者の方がリードを鳴らすとギャーッとすごい音が出ますよね。あれと同じ。
いろんな音が出ていますよねあれは。

昔の教則本にはマッピだけでアヒルのような音を出して練習しましょう!
とか、書いてありました。言ってしまいます!嘘です!w
嘘とまで言ってしまうと昔の教則本がかわいそうなのでw
倍音練習です。というくらいにしておきましょうw

普通の音はクラとサックスの皆さん。残念ですがマッピだけで普通の音出ません。
マッピだけで練習させるのは全く意味がない訳ではありませんが、
サックスなら最低限ネックまでつけて練習させてください。
マッピだけの練習で結構癖がついてしまう人は多いものです。
はじめから楽器までつけて練習できたら、無駄な癖をつけなくて済みます。
マッピだけである一定の音を出すようにと書いてある教本もありますが
この類もオーヴァートーンの部類に入ります。
後回しでOK。アンブシュアを完全に脱力させることが先決です。
時代は変わりましたね!

2017年8月30日にヤマハより発売される
ソプラノサックスのマウスピースが使えるプラ管の
管楽器VENOVAが10000円(税抜)で発売されますが、
体が小さい小学生のお子様や気軽に楽器を始めたい方には
有効だと思われます。
ヴェノーヴァ
私も小学生をレッスンしてきましたが、アルトの小指のサイドキーや
テーブルキーは届かず、奏法に無理があります。
その音域のないフィンガリングで学習させるようにすれば良い話でもありますが、
楽器も重く体に負担がかかるため、演奏にも無理があります。
そういう導入期にヴェノーヴァを活用するのはとても良いことであると
思われます。
一つ問題なのはソプラノサックスのマウスピースなので、
アルトより癖がつきやすい点で少し難易度が上がりますが、
その点を除いては、学校でリコーダーの代わりや、リコーダーとともに
用いることで学校教育の幅も広がることです。
小学校の音楽の授業でヴェノーヴァの一斉教育を行い中学生になるとともに、
サックスやクラリネットへ移行していくという具合です。
これは大人の方にも有効です。楽器を買うのを躊躇ってる方など、
まずヴェノーヴァで練習を行い、基礎力をつけてから、サックス、クラリネットに
移行する方法です。
将来的にはヴェノーヴァ奏者などプロ奏者も出てくるでしょうから、
それとはまた別の活用法になります。
うまくこの楽器を利用することで管楽器を演奏する方が増えるという外部性に
期待したいと考えています。

吉田サックス教室でもヴェノーヴァのレッスンも8月30日より
開始いたしますのでご興味のある方は、下記までお気軽にご連絡ください。

1回60分3000円〜(会場により価格に差があります。)
東京中心に関東圏で指導中
kauertsax@gmail.com
080-9391-4848
吉田まで